言わずと知れた、我師匠の名店です。
令和4年刀剣はたや居合道事業部を引き継いで、独立開業させて頂きました。
日本刀剣販売処
大和 新々刀 文殊派
| 刃長 | 41.6㎝(1尺3寸7分) | 反り | 0.7 |
|---|---|---|---|
| 穴 | 1 | 刃文 | 菊水刃 |
| 元幅 | 33.2.㎜ | 元重 | 7.2㎜ |
| 物打幅 | 28.8ｍm 切先から13㎝計測 | 物打重 | 6.5mm |
| 横手幅 | 22.2mm 切先から5㎝計測 | 横手重 | 5.5mm |
| 裸身 | 395g | 鞘払い | 500ｇ |
備考：・銀一作合口拵え ・大黒図小柄 小刀 20.5㎝
・総全長 51㎝ ・総重量652g（小柄含む） ・柄長 4寸5分 13.7㎝
・銀製 縁 4.1㎝ ・頭 3.48㎝ ・鐺 3.51㎝ 厚さ0.7㎝
鎺 銀着祐乗 30g
【販売済】 脇差 銘 菊一 文殊金重作 保存刀剣 新々刀 【1尺1寸 33.4㎝ 抜身500g】 YW-10 本体価格0万円
販売価格
0円（税込）
在庫
在庫切れ
| 状態評価 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
|---|---|---|---|---|---|
| 重心 2 |
先（切先） | やや先 | 中間 | やや手前 | 手前（鍔） |
| 斬り 2.5 |
竹斬り | 藁竹両様 | 藁斬り | 藁良斬り | 藁特良斬り |
| 刃音 1 |
樋なし | 音弱い | 音並 | 音良い | 音特良い |
| 鑑賞 5 |
要鑑賞研ぎ | ヒケ、鍛傷、 うす錆有 | 稽古ヒケ、 峯うす錆少有 | ほぼキレイ 切先わずかにスレあり | >研ぎ上げ済 |
| 柄 4 |
要工作修理 白鞘 |
巻きほつれ有 | 使用可能 | ほぼ綺麗 幕末 |
柄巻新工作済 |
| 鞘 4 |
要工作修理 白鞘 |
ひび割れ少 | 塗り少傷 小へこみ有 |
時代本歌鞘 補修跡有 |
新工作済 |
■コメント
幕末の気風感じる、拵え刀身共に素敵な脇差が入荷しました。
江戸時代幕末の大和国には手搔派の包国らの末裔にあたる文殊包吉らが大和伝古法を引き継いで活躍しておりました。これら一派の一角に金重は3代続いたそうです。
中でも嘉永頃の金重は 菊一文殊金重 と銘切りしています。
大和派とは思えない見事な焼き刃で時代に合った技量の持ち主であった事が伺えます。
お刀を見ていきます。
姿は元先幅やや差が付いた、重ねも厚く腰ぞりついた豪壮な平造りです。
基本匂い出来ですが、刃中働きが小沸ついて砂流し簾刃気味に流れております。
この刃紋は水に流れる菊を表したもので、
風雲急を告げる幕末に、かつて天皇を守護し奉った忠臣、菊水紋でおなじみの楠正成へのオマージュとも思われます。
川に流れる菊を表裏六花、見事に焼いております。
幕末を闊歩していた勤皇の志士の添え差しとして、時代の移り変わりを見てきたことでしょう。
拵えも見事にオリジナルを保っております。
一見細身の合口拵えに見えますが、中には元幅33mm、元重ね7mm、豪壮な刀身を薄造りな鞘に仕込んであります。
※鞘の色ですが照明のせいで朱色に見えますが、実物は茶色に見えます。
柄巻は落ち着いた紫に見えます。
金具は時代の良い色が付いた、銀無垢一作ものです。
各金具に小桜や稲妻、下地も石目に石垣目など技の限りを尽くしてあります。
特に栗型はお洒落に桜と石垣が水で切り返しになっております。
鵐目も一つが3パーツから出来ておりオリジナルです。
目貫の雀も出来が良く、いまにも飛び出してきそうです。
合口の精度も高く素晴らしいです。
飾っても十分映えますが、居合抜刀稽古に使う現代刀に差し添えても見劣りせず、合口拵えは抜刀納刀に影響が少ないのでお勧め致します。
お好きな方、ご連絡お待ちしております。
※ハバキの銀着せに剥がれ、鞘にはひび修理箇所等ございます。
写真にてご確認下さい。修理、工作も承ります。
※海外発送は政府輸出書類取得と送料で35000円頂きます。期間は1カ月～2か月です。
国により発送できな場合もありますので、事前にメールで連絡をください。
※スペックについては手計の為、多少の誤差があります。
※元幅はハバキのすぐ上を計測、物打は切先から約20cmで計測しています。斬りについては体配についての評価です。刀の状態によっては試斬研ぎを必要とする場合があります。（別途相談）
※状態評価については店主の主観です。状態を保証するものではありません。
※鍔の変更による重心移動、樋の深彫による音の改善、重量軽減、柄の変更、鞘塗、鑑賞研ぎ、居合研ぎ、試斬抜刀研ぎ等、各種ご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。
