国・時代
備前 室町末 天正十年
スペック
刃長 | 69.5㎝(2尺2寸9分強) | 反り | 2㎝ |
---|---|---|---|
穴 | 1 | 刃文 | 直刃 |
元幅 | 29.2㎜ | 元重 | 7.3㎜ |
物打幅 | 22.3mm | 物打重 | 6.2mm |
横手幅 | 21mm | 横手重 | 3.7mm |
裸身 | 714g | 鞘払い | 987g |
備考:切先長38mm
柄 8寸1分 24.5㎝ 縁3.9㎝ 頭部分3.8㎝
ハバキ 金鍍金
付属 打ち刀拵え 白鞘 保存刀剣鑑定書
備前 室町末 天正十年
刃長 | 69.5㎝(2尺2寸9分強) | 反り | 2㎝ |
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穴 | 1 | 刃文 | 直刃 |
元幅 | 29.2㎜ | 元重 | 7.3㎜ |
物打幅 | 22.3mm | 物打重 | 6.2mm |
横手幅 | 21mm | 横手重 | 3.7mm |
裸身 | 714g | 鞘払い | 987g |
備考:切先長38mm
柄 8寸1分 24.5㎝ 縁3.9㎝ 頭部分3.8㎝
ハバキ 金鍍金
付属 打ち刀拵え 白鞘 保存刀剣鑑定書
【古刀】 刀 備州長船祐定 天正十年八月日 拵え 白鞘付き 保存刀剣 鑑定付き 【2尺2寸9分 69.5㎝ 反り2㎝ 樋なし 987g】 YK-30 本体価格58万円
販売価格
638,000円(税込)
在庫
1
状態評価 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
重心 2.5 |
先(切先) | やや先 | 中間 | やや手前 | 手前(鍔) |
斬り 2 |
竹斬り | 藁竹両様 | 藁斬り | 藁良斬り | 藁特良斬り |
刃音 1 |
樋なし | 音弱い | 音並 | 音良い | 音特良い |
鑑賞 3.5 |
要鑑賞研ぎ | ヒケ、鍛傷、 うす錆居合形稽古跡 有 | ヒケ、鍛傷少有 | ほぼキレイ | >研ぎ上げ済 |
柄 4.5 |
要工作修理 | 巻きほつれ有 | 使用可能 | 使用感有 | 新工作済 |
鞘 3.5 |
要工作修理 | ひび等修理跡有 使用可能 |
時代相応の塗り小傷有 | 小傷、小塗修理有り | 新規工作済 |
■コメント
室町天正期のお刀が入荷しました。
『祐定』は、言わずと知れた備前国長船派の刀工です。
戦乱の室町時代末期、刀剣のニーズは飛躍的に増加しその需要に答えるために、鉄の産地を近くに持つ備前にそのような職能集団が現れたと言われています。当時日本最大の日本刀工房でありました。
祐定と銘切る刀匠はかなりいたとの説もあり、「忠光」(ただみつ)や「勝光」(かつみつ)らと並んで、「末備前」を代表する名工です。
祐定の中でも、俗名を「与三左衛門」(よそうざえもん)とした祐定が最も高名で優れた技術を持っていたとされており、その作刀は「末古刀最上作」に列せられています。
さて、本刀は片手打ち(※1)の天正年期入りの備州長船祐定を擦り上げて、茎を長くし打ち刀として拵えて、愛刀として長年持ち主を守ってきたお刀です。
茎と銘を何とかして残そうと苦労して刷り上げた跡が見られます。
錆びの付き方も、室町・江戸と時代経過で付き方が違うのも面白い見どころです。
本来はあと1寸近く長かったはずです。
まだ腰ぞりが残っています。体配ですが、現在の姿は輪反り気味に元先幅やや差が付いて、伸び気味の中切先に結んでいます。
地金は板目、匂出来の直刃に、祐定お約束の棒映りも鎬ラインにしっかり入り、刃中には細かく金線砂流し繊細に働いています。切先は直ぐ気味に入って掃きかけて小丸に返っています。
拵えは渋くオールブラックの外装、特に鍔は古風な甲冑師鍔で表に十二支、裏に十干図在銘です。
鞘は黒蝋色千段巻、時代相応の小傷修理跡も良く見れば有りますが、割れヒビ等は見られません。
柄は細糸片手巻を縁頭と共に黒漆塗として補強されています。
野ざらし目貫も漆黒拵えに良く似合っています。
400年以上前、天正に改元した織田信長の無くなった年に作成されて、激動の戦国時代を生き残り、あまたの戦、天災、GHQの刀狩りをも避けて現存してきました。
強運 のお刀を是非お買い求め頂ければと思います。
(1)片手打ち
室町中期から末期に出てきた、馬上から片手で(もう一方は手綱)斬りつける打ち刀様式
特徴として、長さ2尺前後、反り強く、茎が短めです。
工作参考
研ぎ全体15万円~
樋深堀6.6万円
白鞘5万円~
つなぎ2.5万円
替鞘や鞘塗、柄巻、研磨などのカスタムもお気軽にご相談ください。
※スペックについては手計の為、多少の誤差があります。
※元幅はハバキのすぐ上を計測、物打は切先から約20cmで計測しています。斬りについては体配についての評価です。刀の状態によっては試斬研ぎを必要とする場合があります。(別途相談)
※状態評価については店主の主観です。状態を保証するものではありません。
※鍔の変更による重心移動、樋の深彫による音の改善、重量軽減、柄の変更、鞘塗、鑑賞研ぎ、居合研ぎ、試斬抜刀研ぎ等、各種ご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。