国・時代
江戸時代
スペック
刃長 | 63.4㎝(2尺0寸9分) | 反り | 1.8 |
---|---|---|---|
穴 | 1 | 刃文 | 互の目丁子 |
元幅 | 31.8㎜ | 元重 | 8.0㎜ |
物打幅 | 26mm | 物打重 | 6.3mm |
横手幅 | 22mm | 横手重 | 6.4mm |
裸身 | 802g | 鞘払い | 1050g |
備考:
付属 薩摩半太刀打ち刀拵え 白鞘 全長約90㎝ つなぎ
刃長 | 63.4㎝(2尺0寸9分) | 反り | 1.8 |
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穴 | 1 | 刃文 | 互の目丁子 |
元幅 | 31.8㎜ | 元重 | 8.0㎜ |
物打幅 | 26mm | 物打重 | 6.3mm |
横手幅 | 22mm | 横手重 | 6.4mm |
裸身 | 802g | 鞘払い | 1050g |
備考:
付属 薩摩半太刀打ち刀拵え 白鞘 全長約90㎝ つなぎ
【販売済】【薩摩半太刀拵え】 刀 伯耆守藤原信高 新刀 未鑑定 白鞘つなぎ付き 【2尺9分 63.4㎝ 刀身802g・樋なし】 YK-17
販売価格
0円(税込)
在庫
在庫切れ
状態評価 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
重心 1.5 |
先(切先) | やや先 | 中間 | やや手前 | 手前(鍔) |
斬り 2 |
竹斬り | 藁竹両様 | 藁斬り | 藁良斬り | 藁特良斬り |
刃音 1 |
樋なし | 音弱い | 音並 | 音良い | 音特良い |
鑑賞 3.5 |
要鑑賞研ぎ | ヒケ、鍛傷、 錆有 | スレ、薄錆少有 | ほぼキレイ | >研ぎ上げ済 |
柄 4.5 |
要工作修理 | 巻きほつれ有 | 使用可能 | 時代感有 | 美品 |
鞘 3.5 |
要工作修理 | 使用可能 | 修理跡 有 | 時代相応の塗り小傷有 | 新規作成 |
■コメント
珍しい薩摩拵え半太刀仕様のお刀が入荷しました。
伯耆守藤原信高は
慶長のはじめに初代が美濃から尾張清洲城下を経て、名古屋城が完成した慶長十五年頃に名古屋に移住します。
初代信高の刻銘と技術は二代信高に受け継がれ、その後も代々尾張徳川家の藩工として栄え六代まで続きます。
美濃国関三阿弥派の兼則の末と伝える初代信高は、政常・氏房と共に尾張新刀を代表する刀工です。
同一派は初代から五代までが「伯耆守」を受領している尾張刀匠の名門です。
今回のお刀ですが未鑑定品です。
私見では審査に通らないと思っております。
そもそも信高は脇差が多く刀はあまり見かけません。
刀はとても出来が良いのですが、その作風や銘を見ても
審査合格は厳しいと思いました。
ですが刀身拵え共に出来が良いので、無銘のお刀としての値付けをして掲載しております。
その辺りをご理解いただきたく宜しくお願い致します。
ちなみに、兵庫県の1400番台で昭和26年の大名登録です。
きっと家伝の宝刀として大切にしてこられたのでしょう。
さて、本作を見ていきます。
姿は元先身幅やや付いて、腰反りもやや付きその先は反り少なく、猪首気味な切先となり、ハバキ元から切先まで重ね厚めに実戦での耐久力を考えて造られています。
地金は板目良く練れて刃紋は匂出来の小互の目丁子、ハバキ元はのたれ気味に焼き入って、小さ目な互の目はふんわりと足が入って連なり、時折小さ目な尖り刃を交えて、切先はのたれて入って小丸に短めに返っています。
刀身も良いですが、拵えが素敵です。
薩摩拵えの半太刀仕様です。
名著 ※調所一郎先生【薩摩拵】によると、大まかに4種類の拵え仕様(上級武士一般仕様、東郷示現流仕様、薬丸自顕流、折衷仕様)に分類出来ると記されています。
※薩摩藩家老 調所笑座衛門 末裔
その中の上級武士一般仕様に同じ特徴を持つ、半太刀薩摩拵えが掲載されていますのでご参照ください。(P20、1-5図)
薩摩拵え特有の返り角(さるすべり)や、半太刀金具と一作で作られた赤銅小鍔等その特徴が良く表れております。
しとど目も赤銅を入れた3パーツから出来ており、鞘の造り、塗も含めてとても渋くセンス良く出来ています。鞘には修理跡が見られますが、納刀抜刀問題ありません。
武道的に見ますと、刀身刃肉付き方を見るに、藁は勿論、堅めの竹まで対応できます。
バランスは先重心で、振ると刀が良く走ります。
更に鍔が小さく耳に寄せてトンボの構えが取れますので、示現流の修行者の方には、特によろしいのではないでしょうか。
刀は出会いです。宜しくお願い致します。
ご質問等、お気軽にお問い合わせください。
※スペックについては手計の為、多少の誤差があります。
※元幅はハバキのすぐ上を計測、物打は切先から約20cmで計測しています。斬りについては体配についての評価です。刀の状態によっては試斬研ぎを必要とする場合があります。(別途相談)
※状態評価については店主の主観です。状態を保証するものではありません。
※鍔の変更による重心移動、樋の深彫による音の改善、重量軽減、柄の変更、鞘塗、鑑賞研ぎ、居合研ぎ、試斬抜刀研ぎ等、各種ご相談に応じます。お気軽にお問い合わせください。